Advertisement

「赤ちゃんの頭のゆがみ」は治すことができる? ヘルメット治療の適応・ベストな月齢が解説

赤ちゃんの頭のゆがみが気になるとき、「ヘルメット治療」という選択肢があります。この治療は頭蓋骨の成長力を利用して形を整える方法で、生後4~6カ月頃に開始すると高い効果が期待できるようです。しかし、全ての赤ちゃんに必要なわけではなく、ゆがみの程度や月齢によって適応が異なります。

はじめに、赤ちゃんの頭のゆがみとは医学的にはどのような状態を指すのか教えてください。

片桐先生

赤ちゃんの頭のゆがみとは、頭蓋骨の発達が均一に進まず、左右や前後で形に偏りが生じた状態をいいます。乳児期は頭蓋骨の縫合が柔らかく、外からの力を受けやすいため、寝かせる姿勢や向き癖などの影響が頭の形に反映されやすいことが特徴です。代表的なタイプには、後頭部が平らに見える絶壁と呼ばれる短頭症、後頭部の左右差が目立つ斜頭、早産などでNICU(新生児集中治療室)に数週間入院した赤ちゃんにみられやすい長頭症があります。偏りが強い場合には、専門的な評価が必要となります。

編集部

頭のゆがみがあると、赤ちゃんの成長や生活面にどのような影響が出るのでしょうか?

片桐先生

軽度のゆがみであれば大きな問題が生じることは少ないですが、偏りが強くなると視線の向きが固定化し、向き癖がさらに定着することがあります。また、顔の左右差が目立つケースでは、額や頬、顎のラインに非対称が生じる傾向にあります。ゆがみが強い場合に考えられるリスクとしては、目の位置のずれ、視力の左右差、噛み合わせの乱れ、骨格のゆがみ、頭痛などが挙げられます。さらに、首の筋肉がかたくなる斜頸を伴う場合には、寝返りや首すわりなどの運動発達が遅れる可能性もあるため、早めの評価が重要です。こうした変化に気づいたときは、専門の医師に相談することで、生活習慣の改善で様子を見るのか、「ヘルメット治療」などの専門的なアプローチが必要なのかを判断でき、納得感と安心感を得ることができます。

編集部

ヘルメット治療はどのような仕組みで、どんな場合に検討する治療なのでしょうか?

片桐先生

ヘルメット治療は、頭蓋骨の成長する力を利用して頭の形を整えていく治療です。専用のヘルメットで必要な部分にスペースを確保し、正しい方向への成長を促します。圧をかけて矯正する治療ではないため、赤ちゃんが痛みを感じることはありません。ヘルメット治療を検討するのは、中等度から重度の斜頭、あるいは絶壁(短頭)で、生活環境の工夫だけでは改善が乏しいケースです。特に生後4~6カ月は頭の成長が大きい時期で、このタイミングを逃さず判断することが治療効果を高めるポイントになります。

編集部

ヘルメット治療をすることで発達が阻害されることはありますか?

片桐先生

ヘルメット治療によって発達が阻害されることはありません。1歳半時点において、精神面・運動面の発達に遅れがみられないことも確認されており、専門の医師の管理のもとで適切におこなえば、成長への悪影響はないと考えられています。一方で、ヘルメット治療を受けた赤ちゃんの中には、まれに頭皮の皮膚炎や軽度の皮膚トラブルが生じることがありますが、多くは適切なケアや調整により一時的な症状として改善します。気になる変化があれば、早めに医師へ相談することで、大きな問題につながることはほとんどありません。

ヘルメット治療の適応となるゆがみのタイプや重症度を教えてください。

片桐先生

適応となるのは、斜頭や絶壁といった明らかな形態変化があり、家庭での体位変換や向き癖の調整だけでは改善が難しい場合です。診察では、頭の前後径や左右径、耳の位置、顔の左右差などを詳細に評価し、ゆがみの程度を客観的に判断します。軽度の場合は経過観察で自然改善が期待できることもありますが、中等度以上で月齢が進んでいる場合は、治療が効果的に働く時期を逃さないよう早めの検討が必要です。

編集部

ヘルメット治療の適応とならないゆがみタイプや症例を教えてください。

片桐先生

長頭症については、基本的にヘルメット治療の対象ではありません。長頭症は、早産やNICU管理などの影響で一時的にみられることが多く、成長とともに自然に改善する可能性が高いと考えられています。また、遺伝的な素因によって頭の一部の形が特徴的に出ている症例、いわゆるハチ張りなどの場合も、ヘルメットによる形状改善効果は期待できません。重要なのは、治療前に必ず鑑別診断をおこなうことです。鑑別をおこなわずにヘルメット治療を開始した場合、まれではありますが、本来は外科的治療が必要な頭蓋縫合早期癒合症を見逃してしまう可能性があります。この疾患では頭蓋の成長が制限され、結果として脳の発達を妨げるおそれもあります。そのため、ヘルメット治療を検討する前には、病気の可能性を含めた正確な診断が非常に重要です。

編集部

最適な治療開始時期(月齢)はいつですか? 開始が遅い場合の違いについて教えてください。

片桐先生

最も効果が高いのは、首がすわった生後4~6カ月頃です。この期間の中でも、より早期に開始した方が効果は得られやすいとされています。この時期は頭蓋骨の成長が盛んなため、ヘルメットによる誘導効果が高いためです。生後7カ月以降でも治療は可能ですが、成長速度が緩やかになるため改善の幅は小さくなる傾向があります。10~12カ月を過ぎると頭の形が固定されてきたり、自分でヘルメットを外してしまったりすることもあり、治療が難しくなる場合があります。気になるゆがみがある場合は、早期に相談することが重要です。

編集部

どのようなタイミングで専門医の受診を検討するべきでしょうか?

片桐先生

後頭部の左右差が目立つ、額や頬の位置がずれて見える、片側ばかり向く姿勢が続くといった場合は受診をおすすめします。生後3~4カ月になっても向き癖が改善しない場合や、耳の位置に前後差がある場合も注意が必要です。

編集部

クリニック選びのポイントも教えてください。

片桐先生

縫合早期癒合症などの病気を鑑別できる検査機器(レントゲン・CT)が整っていること、小児科専門医だけでなく、脳神経外科専門医が関わる体制があると安心です。ヘルメット治療の経験数が十分にある施設を選びましょう。オンライン診療では正確な評価が難しいため、直接診察を受けることをおすすめします。治療期間中に相談しやすいサポート体制があるかも確認しておくとよいでしょう。

look ad 広告を見る さらに多くのロックを解除

Advertisement

トレンド
3ヶ月でマイナス5kg!主婦が実践した“シンプル習慣ダイエット”の秘密
3ヶ月でマイナス5kg!主婦が実践した“シンプル習慣ダイエット”の秘密
「最近体重が右肩上がりで不安…」そんな悩みを抱える人に参考になりそうなのが、35歳の主婦・クミコさんが取り入れた【簡単ダイエット習慣】です。特別な運動や無理な食事制限をせず、小さなルールをコツコツ積み重ねた結果、わずか3ヶ月で5kgの減量に成功しました。彼女が最初に意識したのは“食べ方の見直し”。1日3食のスタイルは変えずに、朝食はヨーグルトドリンクとサプリメントで軽く、昼食を一日のメインとして栄養バランスを意識しながらしっかり食べ、夕食は昼の半分程度に抑える工夫をしました。間食は「どうしても食べたいときだけ」とルールを決め、200kcal以内でコントロール。こうして習慣を崩さないよう努めたといいます。次に注力したのは“飲み物”。カフェで甘いドリンクを選んでいた習慣を改め、基本はブラックコーヒーに。ミルクを使うときも豆乳やアーモンドミルクなど植物性を選び、ジュースや炭酸飲料は原則控えて、どうしても飲むときはシュガーフリーを選ぶようにしたとのことです。さらに、特別な運動が苦手なクミコさんは「とにかく歩く」を意識。自転車で行っていた近所のスーパーへの買い物も徒歩に切り替え、往復30分以上を
「椎間板ヘルニア」は自然に治る?放置は危険?専門医が語る正しい向き合い方
「椎間板ヘルニア」は自然に治る?放置は危険?専門医が語る正しい向き合い方
現代人の多くが悩まされている腰痛。その中でも「椎間板ヘルニア」は、立ち上がるたびに痛みを感じる厄介な症状として知られています。「自然に治ることもある」と耳にする一方で、放置して悪化するケースも少なくありません。今回は、腰痛治療の専門医・簑輪忠明先生(ILC国際腰痛クリニック東京)の解説をもとに、椎間板ヘルニアの原因や症状、そして自然治癒の可能性について詳しく見ていきます。
歯のオールセラミックって何がいいの? メリットやお手入れ時の注意点
歯のオールセラミックって何がいいの? メリットやお手入れ時の注意点
歯の見た目や噛み心地にこだわりたい人のあいだで人気が高まっている「オールセラミック治療」。保険適用外の自費診療ではありますが、自然な仕上がりと高い耐久性から、多くの人がこの治療法を選ぶようになっています。今回は、オールセラミックの特徴やメリット、そして美しい状態を保つためのケアのコツについて紹介します。まず、セラミック治療とは、虫歯や欠損した歯にセラミック素材の詰め物や被せ物を使って、見た目と機能を回復させる治療です。セラミックとは陶器と同じ素材で、耐久性・美しさ・清潔さの面で優れており、金属アレルギーの心配もありません。種類には、100%セラミックの「オールセラミック」、強度の高い「ジルコニアセラミック」、プラスチックを混ぜた「ハイブリッドセラミック」などがあり、それぞれに特徴と価格の違いがあります。なかでも注目されているのが「オールセラミック」です。最大の特徴は、経年劣化しにくい点。金属製の詰め物は5〜7年ほどで劣化しやすく、プラスチック素材は汚れを吸着しやすいのに対し、セラミックは汚れや変色に強く、長期間にわたって清潔で美しい状態を保てます。丁寧に扱えば10年、20年と使い続ける

Advertisement

ダイエット食材に要注意!?食中毒を防ぐお弁当づくりの8か条
ダイエット食材に要注意!?食中毒を防ぐお弁当づくりの8か条
自宅で手作りするお弁当は、ダイエットや節約にも役立ちます。しかし、衛生面に注意をしないと、食中毒のリスクが高まることがあります。特に6月から10月にかけては細菌が増えやすく、注意が必要です。ここでは、安全にお弁当を楽しむためのポイントをまとめました。お弁当作りで大切な基本ルール食中毒を防ぐには、食中毒菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3つの観点が重要です。これを意識しながら、ダイエット中によく使う食材も安全に調理することがポイントです。手や器具、容器は清潔に 調理前には手洗いをしっかり行い、肉や魚、卵を扱った後も忘れずに洗います。調理器具やお弁当箱は洗剤で洗い、乾燥させてから使用しましょう。おにぎりや小さなおかずはラップや使い捨て手袋を使うと安心です。肉・魚・卵は十分に加熱 生焼けや半熟の卵は、細菌が生き残る可能性があります。中心温度75度以上で1分以上加熱することで食中毒菌を死滅させましょう。低温調理や余熱だけで仕上げるものはお弁当に向きません。おかずは加熱調理を中心に 和え物や生野菜サラダよりも、ブロッコリーやキャベツなどの温野菜を使った加熱料理の方が安全です。ハムやか
「50代を過ぎたら絶対NG!」健康を守るためにやめるべき食習慣とは
「50代を過ぎたら絶対NG!」健康を守るためにやめるべき食習慣とは
2026年、いよいよ60歳を迎えた奥田民生。NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」や吉川晃司との新ユニット「Ooochie Koochie」でも注目を集める彼が、自身の食習慣や年齢とともに変化した食の考え方を語っている。最新著書『59-60 奥田民生の仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』の中から、その一端を紹介しよう。若い頃から特別な食事制限をしてきたわけではないが、年齢を重ねるごとに食べられるものや量に変化が現れているという。特に脂っこい料理は量が減り、焼き肉でも上カルビは数枚で十分、ステーキもサーロインより赤身のヒレを好むようになった。ライブの現場では「納豆ごはん」をリクエストすることもあれば、たまにカップラーメンを“ご褒美”として楽しむこともある。普段食べないものだからこそ、特別感があるのだという。しかし、年齢とともに「これだけはやめた方がいい」と強く感じているのが“飲んだ後の〆のラーメン”だ。45歳くらいまでは無理なく食べられたが、50代に入ってからは胃に負担が大きく、最後まで食べきれなくなった。かつては替え玉やカレーうどんの残り汁にご飯を入れる楽しみもあったが、今では控えるようになっ
お風呂上がりに「タオルでゴシゴシ」は危険! 髪と頭皮を守る正しいドライ方法とは
お風呂上がりに「タオルでゴシゴシ」は危険! 髪と頭皮を守る正しいドライ方法とは
お風呂上がり、髪を早く乾かしたいあまりにバスタオルでゴシゴシと拭いていませんか? 一見スッキリして気持ち良いこの行為、実は髪や頭皮に大きな負担をかけ、抜け毛や薄毛の原因になることがあります。美容外科医の近藤惣一郎先生が、髪を傷めない正しい乾かし方について解説します。髪が濡れている状態では、表面の「キューティクル」が開き、非常にデリケートな状態になっています。このときに強い摩擦を与えると、キューティクルがはがれ、二度と元には戻りません。キューティクルが損傷すると内部の水分や栄養が失われ、髪がパサつき、枝毛や切れ毛、ツヤの低下などが起こりやすくなります。さらに、タオルでゴシゴシ拭くと頭皮にも細かい傷がつき、かゆみや炎症、フケの原因となることがあります。爪を立ててしまうと傷口から雑菌が入り、抜け毛や薄毛のリスクが高まる場合もあるのです。濡れた頭皮は冷えやすいため、血行が悪化し、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなるという悪循環も。髪と頭皮を健やかに保つためには、「こすらず、優しく水分を取る」ことがポイントです。以下のステップで、正しい乾かし方を実践してみましょう。【ステップ1:やさしくタオルド
「肺が苦しい」と感じたら要注意!考えられる原因と正しい対処法を医師が解説
「肺が苦しい」と感じたら要注意!考えられる原因と正しい対処法を医師が解説
「なんとなく息がしづらい」「胸の奥が重い」――そんな“肺の苦しさ”を感じたことはありませんか? 一時的な不調だと思って放置してしまう人も多いですが、実は重大な病気のサインである可能性もあります。ここでは、肺が苦しくなる原因と対処法、そしてどの診療科を受診すべきかを紹介します。
肩こりをスッキリ解消する簡単ストレッチ&トレーニング法
肩こりをスッキリ解消する簡単ストレッチ&トレーニング法
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、運動不足などによって、慢性的な肩こりに悩む人は少なくありません。中には、加齢による四十肩・五十肩のような痛みや動かしづらさを感じている方もいるでしょう。そこで今回は、アスレティックトレーナーが実際に指導している、自宅で簡単にできる「肩のストレッチ&トレーニング」をご紹介します。肩の可動域を広げ、血流を促し、しつこいこりをスッキリ解消していきましょう。まず用意するのは、空箱などの平らで軽いもの。タオルのように柔らかいものは避けてください。本など少し重さのあるものを使う場合は、手の平にのせて行うのがポイントです。□Step.1仰向けになり、右脚を立てて膝を軽く曲げます。左腕は頭の先に向けてまっすぐ伸ばし、その手の甲に空箱を置きましょう。□Step.2次に、右脚を身体の左側へとゆっくり倒していきます。目線は、空箱を置いた手の甲から離さないように意識してください。□Step.3腕を真上に保ちながら、身体をゆっくり転がしてうつ伏せの姿勢に近づけます。右手は垂直に上げたままキープしましょう。□Step.4今度は、同じ動きを反対方向に戻して元の仰向けの姿勢
片腕の痛みを感じたら要注意!放置すると危険なサインかもしれません
片腕の痛みを感じたら要注意!放置すると危険なサインかもしれません
「最近、片腕が重だるい」「スマホを持つと腕が痛い」——そんな経験はありませんか?一時的な疲労や使いすぎと思って放置している人も多いですが、実はその“片腕の痛み”には、思わぬ病気が隠れていることがあります。今回は、医師が監修した知見をもとに、片腕が痛むときに考えられる原因と対処法をわかりやすく解説します。腕は日常生活の中で常に使う部位のひとつです。そのため、痛みが出ると「どこを痛めたのか」「何が原因なのか」が分かりにくいのが特徴です。腕の痛みには、関節や筋肉、神経、さらには骨の異常など、さまざまな要因が関係しています。まず、転倒や衝突など明確な原因がある場合には「骨折」が疑われます。腕を伸ばした状態で手をついて転ぶと、手首の骨(橈骨遠位端)が折れることがよくあります。強い痛みや腫れ、患部の熱感がある場合は、自己判断せずすぐに整形外科を受診しましょう。応急処置としては、患部を冷やし動かさないことが大切です。次に、痛みと同時に「だるさ」や「しびれ」を感じる場合は、首の神経が関係していることがあります。頚椎の変形や椎間板ヘルニアによって神経が圧迫されると、頸椎症性神経根症や頸椎症性脊髄症といっ

Advertisement

円形脱毛症「腸の病気」原因も
円形脱毛症「腸の病気」原因も
頭皮の一部だけが突然丸く抜け落ちる円形脱毛症。年齢や性別に関係なく発症することがあり、その原因は長く謎とされてきました。一般的な加齢による脱毛とは異なり、いわゆる男性ホルモンの影響とは結びつきにくい点も特徴です。では、円形脱毛症はなぜ起こるのか。近年注目されているのが、体の防御機能である免疫が自分自身を攻撃してしまう“自己免疫”との関係です。この背景から、他の自己免疫系の疾患とどのように結びついているのかを調べる研究が世界中で進んでいます。最近、皮膚科学の専門誌に大規模な解析結果が発表されました。対象となったのは世界11万人以上の円形脱毛症の患者データ。その分析により、特に若い年代の患者では、腹痛や下痢が続くような腸の不調を抱えているケースが多いことがわかりました。細かい検査を行わないと診断されにくい“顕微鏡的腸炎”と呼ばれる炎症性の腸のトラブルが、円形脱毛症と同時にみられる傾向が明確になったのです。さらに、クローン病などの他の腸に関連する疾患が、円形脱毛症の人で増えていることも報告されています。脱毛と消化トラブルが同時に起こると、どうしてもストレスの影響と考えてしまいがちですが、実は
「野菜だから安心」は間違い?血糖値に注意したい《糖質が多い野菜》8選
「野菜だから安心」は間違い?血糖値に注意したい《糖質が多い野菜》8選
血糖値を気にしている人にとって、野菜は「ヘルシーで安心して食べられる」と思われがちです。しかし、糖尿病専門医によると、実は糖質が多い野菜も存在し、知らずに食べると血糖値に影響することがあります。
「認知症にならない脳」をつくる9つの習慣――人生100年時代、希望のヒント
「認知症にならない脳」をつくる9つの習慣――人生100年時代、希望のヒント
「脳内は認知症のような状態でも、実際には発症しない人がいる」――そう聞くと、年を重ねることへの不安が少し和らぎませんか?実際、ある研究では、認知症を発症せずに亡くなった高齢者のおよそ3割に、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」の蓄積が確認されました。つまり、「発症してもおかしくない脳」でありながら、最後まで認知症にならなかった人が一定数存在するのです。では、彼らに共通するのは何だったのでしょうか?そのヒントが「認知予備能(にんちよびのう)」です。これは、脳がダメージを受けても機能を保つ“認知の余力”のようなもので、後天的に鍛えることができます。横浜総合病院 認知症疾患医療センター長・長田乾医師によれば、この認知予備能を高めることで、誰でも「認知症になりにくい脳」を手に入れることが可能だといいます。以下に紹介するのは、長田医師が提案する「脳の貯金」を増やす9つの習慣です。1.学びを続ける習慣教育歴が長いほど、認知機能の低下を防ぐ“貯金”があると言われています。特に10年以上の教育を受けた人は、6年以下の人より認知症のリスクが約3.5倍も低いという調査結果があります。でも、
なぜ年齢とともに痩せにくくなる?実は「太りやすい体質」に変わる人には共通点があった【医師が解説】
なぜ年齢とともに痩せにくくなる?実は「太りやすい体質」に変わる人には共通点があった【医師が解説】
「昔はちょっと食べすぎてもすぐ戻ったのに、今は体重がなかなか減らない…」と感じている人は多いのではないでしょうか。加齢とともに代謝が落ち、痩せにくくなる実感を抱く人が増えていますが、実はそれには明確な理由があるのです。横浜市旭区にあるeatLIFEクリニックの院長で、内科医・糖尿病専門医でもある市原由美江先生によれば、「年齢によって痩せにくくなる人には、生活習慣や体の特徴に共通点がある」とのこと。今回は、何歳頃から痩せにくくなるのか、またその対策について詳しく解説します。加齢で痩せにくくなる理由とは?そもそも人が痩せるとき、体内ではどんな変化が起こっているのでしょうか。食べすぎなどで余分なエネルギーが体内に入ると、それは中性脂肪として蓄えられます。これが皮下脂肪や内臓脂肪となり、体重が増える原因になります。逆に痩せるときは、この中性脂肪を分解し、エネルギーとして消費する必要があります。その際、リパーゼという酵素が働き、中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解され、筋肉に運ばれてエネルギーとして使われるのです。しかし年齢を重ねると、筋肉量が減少していくため、脂肪燃焼の効率が悪くな
あなたの食卓に潜む見えないリスク 知らぬ間に摂りすぎている添加物の正体とは?
あなたの食卓に潜む見えないリスク 知らぬ間に摂りすぎている添加物の正体とは?
私たちの免疫力は、日々の食事と生活習慣の積み重ねによって大きく左右されます。健康を守るためにどんな食事を選ぶべきか、現代人が本当に知っておくべきことは何なのでしょうか。最新の栄養学に基づき、医師・満尾正氏がその答えを示します。かつて、私たちの食べ物は農業や漁業、畜産業に携わる人たちによって届けられていました。しかし現代では、食品の多くが工場で大量生産され、食品メーカーによって提供されています。スーパーに並ぶカップ麺やスナック、飲料、調味料、加工肉、レトルト食品のほとんどが、何らかの加工を経て商品化されています。これらの加工食品に欠かせないのが「食品添加物」です。健康を気にする方なら、「亜硝酸ナトリウム」などの名前を一度は聞いたことがあるかもしれません。ハムやウインナー、明太子などに使われるこの発色剤は、発がん性のリスクがあるとして注意喚起されています。しかし、私が特に警戒しているのは「リン」という添加物です。リンは本来、私たちの身体に必要なミネラルの一つです。しかし、過剰に摂取すると血管を老化させ、免疫力を落とし、腎臓などの臓器にも悪影響を与えることが明らかになっています。驚くべきこと
自律神経の乱れにアプローチ!ストレスやめまいを和らげるセルフケアのツボ
自律神経の乱れにアプローチ!ストレスやめまいを和らげるセルフケアのツボ
季節の変わり目になると、気温差や生活リズムの変化から「なんとなく体調がすぐれない」と感じる人が少なくありません。特に、自律神経のバランスが崩れることでストレスやめまい、息苦しさといった不調が出やすくなります。そこで、日常生活の中で取り入れられる「ツボ押し」に注目してみましょう。
医療費が10万円を超えたら「医療費控除」で還付のチャンス
医療費が10万円を超えたら「医療費控除」で還付のチャンス
もし一年間で病院や薬局に支払った医療費が10万円を超えていたら、その超過分を所得から差し引ける「医療費控除」を受けられる可能性があります。
「糖質制限しなくてOK」体のサビを防ぐ、老けない腸内環境の新常識
「糖質制限しなくてOK」体のサビを防ぐ、老けない腸内環境の新常識
体の内側で静かに進む「サビつき」。その背景にあるとされるのが、日常の代謝過程で生まれる活性酸素だ。年齢とともに増えやすいこの存在が、体調変化の一因になる可能性があるとして、近年は生活習慣の見直しが注目されている。なかでも話題となっているのが、腸内環境との関係だ。腸内では、特定の菌の働きによって「水素」が生み出されることがあり、この水素が活性酸素と結びつきやすい性質を持つ点に関心が集まっている。では、腸内で水素を生み出しやすい環境は、どのような食生活からつくられるのだろうか。食事内容が腸内バランスを左右する腸内にはさまざまな菌が存在し、その中には水素を産生しやすいタイプもあるとされている。ポイントになるのは、特定の菌だけを増やすことではなく、全体のバランスだ。普段の食事で炭水化物や甘いもの、肉類が多くなりすぎると、ある種の菌が優勢になりやすい。一方、野菜やきのこ、海藻など食物繊維が豊富な食品を意識して摂ると、腸内の環境が整いやすくなると考えられている。食物繊維は腸内で分解される過程で、短鎖脂肪酸と呼ばれる成分が生まれる。この短鎖脂肪酸は、腸の活動を支える存在として知られており、結果的に腸
血液がドロドロになる4つの要因とは?糖尿病や動脈硬化を防ぐために知っておきたいこと
血液がドロドロになる4つの要因とは?糖尿病や動脈硬化を防ぐために知っておきたいこと
「最近なんとなく疲れやすい」「手足が冷えやすくなった」そんな体のサイン、もしかすると“血液ドロドロ”が関係しているかもしれません。血液は本来サラサラと流れているのが理想ですが、食生活やストレスの影響などにより血液の質が悪化し、全身の巡りを妨げてしまうことがあります。さらに、放っておくと糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病を招くリスクも。今回は、栗原クリニック日本橋院長・栗原毅先生の知見をもとに、血液がドロドロになる主な4つの原因と、そのメカニズムについて解説します。1. 脂質の摂りすぎで「ザラザラ血液」に中性脂肪値が高い場合(基準値:30~149mg/dL)、血液中の血小板が粘着性を帯び、まるでザラメのように集まった状態になることがあります。これが「ザラザラ血液」です。ザラザラ状態の血液は流れが悪くなるだけでなく、血管の内壁にひっかかったり、傷をつけたりして、血管の老化を加速させる要因となります。脂っこい食事や運動不足が続いている方は、特に注意が必要です。2. 糖の過剰摂取で「ネバネバ血液」に空腹時血糖値(正常値:99以下)やHbA1c(正常値:5.5以下)が高めの方は、血液中の
足の小指の爪がはがれやすい原因と対策 放置すると巻き爪や感染のリスクも
足の小指の爪がはがれやすい原因と対策 放置すると巻き爪や感染のリスクも
足の小指の爪がよくはがれる経験はありませんか。特にスポーツや長時間の歩行、靴の圧迫によって、爪が浮いたり欠けたりすることがあります。SNSでも「歩いていたら小指の爪がはがれた」「痛くて歩けない」などの声が見られ、繰り返し同じ症状が出る人も少なくありません。では、なぜ足の小指の爪ははがれやすいのでしょうか。形成外科専門医の澤口悠先生にお話を伺いました。足の小指の爪は、他の指に比べて小さく薄く、外側に位置しているため、摩擦や衝撃を受けやすい部位です。爪がはがれる主な原因には、以下のようなものがあります。靴の圧迫や摩擦 つま先が細い靴やサイズの合わない靴、ハイヒールなどを履くと、爪の基部である「爪母」が傷つき、爪が浮いたりはがれやすくなります。外傷の繰り返し 歩行やランニング、スポーツで小指が靴にぶつかると、爪が変形し脆弱になります。爪の構造的な弱さ 足の小指の爪は薄く小さいため、わずかな衝撃でもはがれやすい特徴があります。真菌感染や皮膚疾患 白癬菌に感染すると爪がもろくなり、欠けやすくなることがあります。血流や代謝の影響 糖尿病や末梢循環障害があると爪に十分な栄養が届かず、脆くなる場合があ
知らないうちに進行しているかも?ドライアイの初期サインと注意したい生活習慣を専門医が解説
知らないうちに進行しているかも?ドライアイの初期サインと注意したい生活習慣を専門医が解説
パソコン作業やスマートフォンの使用が日常化した今、「なんとなく目が乾く」「最近まぶしい」と感じたことはありませんか? その違和感、もしかするとドライアイの初期症状かもしれません。ドライアイは、涙の質や量のバランスが崩れることで目の表面が乾燥し、不快感や視界のかすみを引き起こす病気です。軽症のうちは見過ごされがちですが、放置すると視力や生活の質にも影響を及ぼす可能性があります。
推薦する
なぜ年齢とともに痩せにくくなる?実は「太りやすい体質」に変わる人には共通点があった【医師が解説】
なぜ年齢とともに痩せにくくなる?実は「太りやすい体質」に変わる人には共通点があった【医師が解説】
「昔はちょっと食べすぎてもすぐ戻ったのに、今は体重がなかなか減らない…」と感じている人は多いのではないでしょうか。加齢とともに代謝が落ち、痩せにくくなる実感を抱く人が増えていますが、実はそれには明確な理由があるのです。横浜市旭区にあるeatLIFEクリニックの院長で、内科医・糖尿病専門医でもある市原由美江先生によれば、「年齢によって痩せにくくなる人には、生活習慣や体の特徴に共通点がある」とのこと。今回は、何歳頃から痩せにくくなるのか、またその対策について詳しく解説します。加齢で痩せにくくなる理由とは?そもそも人が痩せるとき、体内ではどんな変化が起こっているのでしょうか。食べすぎなどで余分なエネルギーが体内に入ると、それは中性脂肪として蓄えられます。これが皮下脂肪や内臓脂肪となり、体重が増える原因になります。逆に痩せるときは、この中性脂肪を分解し、エネルギーとして消費する必要があります。その際、リパーゼという酵素が働き、中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解され、筋肉に運ばれてエネルギーとして使われるのです。しかし年齢を重ねると、筋肉量が減少していくため、脂肪燃焼の効率が悪くな
血液がドロドロになる4つの要因とは?糖尿病や動脈硬化を防ぐために知っておきたいこと
血液がドロドロになる4つの要因とは?糖尿病や動脈硬化を防ぐために知っておきたいこと
「最近なんとなく疲れやすい」「手足が冷えやすくなった」そんな体のサイン、もしかすると“血液ドロドロ”が関係しているかもしれません。血液は本来サラサラと流れているのが理想ですが、食生活やストレスの影響などにより血液の質が悪化し、全身の巡りを妨げてしまうことがあります。さらに、放っておくと糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病を招くリスクも。今回は、栗原クリニック日本橋院長・栗原毅先生の知見をもとに、血液がドロドロになる主な4つの原因と、そのメカニズムについて解説します。1. 脂質の摂りすぎで「ザラザラ血液」に中性脂肪値が高い場合(基準値:30~149mg/dL)、血液中の血小板が粘着性を帯び、まるでザラメのように集まった状態になることがあります。これが「ザラザラ血液」です。ザラザラ状態の血液は流れが悪くなるだけでなく、血管の内壁にひっかかったり、傷をつけたりして、血管の老化を加速させる要因となります。脂っこい食事や運動不足が続いている方は、特に注意が必要です。2. 糖の過剰摂取で「ネバネバ血液」に空腹時血糖値(正常値:99以下)やHbA1c(正常値:5.5以下)が高めの方は、血液中の
あなたの食卓に潜む見えないリスク 知らぬ間に摂りすぎている添加物の正体とは?
あなたの食卓に潜む見えないリスク 知らぬ間に摂りすぎている添加物の正体とは?
私たちの免疫力は、日々の食事と生活習慣の積み重ねによって大きく左右されます。健康を守るためにどんな食事を選ぶべきか、現代人が本当に知っておくべきことは何なのでしょうか。最新の栄養学に基づき、医師・満尾正氏がその答えを示します。かつて、私たちの食べ物は農業や漁業、畜産業に携わる人たちによって届けられていました。しかし現代では、食品の多くが工場で大量生産され、食品メーカーによって提供されています。スーパーに並ぶカップ麺やスナック、飲料、調味料、加工肉、レトルト食品のほとんどが、何らかの加工を経て商品化されています。これらの加工食品に欠かせないのが「食品添加物」です。健康を気にする方なら、「亜硝酸ナトリウム」などの名前を一度は聞いたことがあるかもしれません。ハムやウインナー、明太子などに使われるこの発色剤は、発がん性のリスクがあるとして注意喚起されています。しかし、私が特に警戒しているのは「リン」という添加物です。リンは本来、私たちの身体に必要なミネラルの一つです。しかし、過剰に摂取すると血管を老化させ、免疫力を落とし、腎臓などの臓器にも悪影響を与えることが明らかになっています。驚くべきこと
「認知症にならない脳」をつくる9つの習慣――人生100年時代、希望のヒント
「認知症にならない脳」をつくる9つの習慣――人生100年時代、希望のヒント
「脳内は認知症のような状態でも、実際には発症しない人がいる」――そう聞くと、年を重ねることへの不安が少し和らぎませんか?実際、ある研究では、認知症を発症せずに亡くなった高齢者のおよそ3割に、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」の蓄積が確認されました。つまり、「発症してもおかしくない脳」でありながら、最後まで認知症にならなかった人が一定数存在するのです。では、彼らに共通するのは何だったのでしょうか?そのヒントが「認知予備能(にんちよびのう)」です。これは、脳がダメージを受けても機能を保つ“認知の余力”のようなもので、後天的に鍛えることができます。横浜総合病院 認知症疾患医療センター長・長田乾医師によれば、この認知予備能を高めることで、誰でも「認知症になりにくい脳」を手に入れることが可能だといいます。以下に紹介するのは、長田医師が提案する「脳の貯金」を増やす9つの習慣です。1.学びを続ける習慣教育歴が長いほど、認知機能の低下を防ぐ“貯金”があると言われています。特に10年以上の教育を受けた人は、6年以下の人より認知症のリスクが約3.5倍も低いという調査結果があります。でも、

Advertisement